
より良いサービス開発を実現
DX二部DXグループ
エンジニアリングリーダー
陳 駿逸
- 商業施設
- ECモール開発
- 強い責任感
- プロジェクトマネジメント
- 誠実さ
ECモールのリニューアルでもっと便利なシステムへ
まずは、担当している業務について教えてください。
入社以来「&mall」という自社ECモールのリニューアルプロジェクトに従事しており、一般のお客様およびテナント企業が操作するフロント領域の開発リーダーを務めています。プロジェクトはマルチベンダー体制のため、事業部門の要望を受けて担当するベンダーとコミュニケーションを取り、改修内容の調整や開発の進捗管理を行っています。
「&mall」をどのようにリニューアルしたのでしょうか?
より使いやすく、拡張性が高いシステムへと生まれ変わっています。リニューアル前は、パッケージソフトをベースとしていたためシステム上の制約が多く、改修の自由度・スピードに課題がありました。そこを一から再構築し、変化に迅速に対応できる自由度の高いシステムを提供するのがリニューアルの目的です。一般のお客様が使用するフロント側もレコメンド機能を強化したり、商品ごとの価格の出し分けを細かくしたりと、よりお買い物しやすい形へと進化させています。当社としても過去最大規模の開発プロジェクトだったので、大きな責任を感じましたね。
使いやすいシステムにパワーアップするのですね。このプロジェクトを通じて成長した点はありますか?
トラブルに対する柔軟性が上がりました。大きいプロジェクトはどうしても不確実性が高くなり、全てをコントロールするのは難しいものです。トラブルが起きた際は諦めず、愚直に対応していくことで一歩一歩前に進められるんだと実感しました。また、プロジェクトメンバーとともに作り上げたシステムが、お客様の生活や仕事をもっと便利にできることを体感できたのも嬉しかったです。

多様なお客様へサービス提供できる環境に惹かれて
前職ではどのような仕事に携わっていたのでしょうか?
航空会社にて、航空券の購入サイトのシステム企画や開発工程のプロジェクト管理を行っていました。しかし、コロナ禍の影響で事業環境が変わってしまいました。それをきっかけに自身のキャリアについて考えるようになり、一度きりの人生なのでもっと色々な経験をしてみたいと思い、転職を考えるようになりました。
さらなる挑戦を求めて転職を決意したのですね。転職先として三井不動産に興味を持ったきっかけを教えてください。
不動産事業だけでなく、デジタルを掛け合わせた取り組みに力を入れていることを対外的にPRしていたのが興味を持ったきっかけですね。さらに、オフィスやすまいだけでなく、商業施設や物流施設、ホテルなど生活のあらゆる面でタッチポイントを持った企業だと知り、様々な層のお客様に向けたサービス開発ができそうだと感じたのも大きかったです。
これまでのキャリアを手放すことに不安はありませんでしたか?
大学時代に航空宇宙工学を学ぶほど飛行機が好きで、好きなものに関わりたいと思い前職に入社しましたし、入社7年目と仕事の幅も広がる年次だったので、離れる時の葛藤はもちろんありましたね。しかし、それ以上にこのまま同じ環境にいて、外の世界を知らずに終わることへの不安が強く、よりチャレンジングなことをしたいと思ったので、最終的には前向きな気持ちでした。

誠実に、責任感は強く周囲への感謝は忘れずに
三井不動産に入社して感じたことを率直に教えてください。
年次に関わらず、責任感が非常に強い社員ばかりであることに驚きました。担当しているプロジェクトでは様々な社員とコミュニケーションを取っていますが、担当業務に対するこだわりが良い意味で強く、困難なことであってもオーナーシップを持って最後までやり切る姿勢に日々刺激をもらっています。
大きなプロジェクトを動かす機会が多い会社だからこそ、困難を乗り越える力が求められるのかもしれませんね。三井不動産で働く上で大切にしている価値観はありますか?
常に誠実であろうと考えています。自分はまだまだ未熟者で、周囲の人々にたくさん助けられています。普段のコミュニケーションでも相手に偏った判断をさせてしまわないよう、事実を誠実に伝えて協力をお願いするよう意識していますね。会社としても誠実に事業を行おうという姿勢を感じており、短期的な利益を追わず長期的な関係性を重視した判断をしているように思います。

三井不動産のアセットをフル活用したサービス開発を
最後に、今後の目標をお聞かせください。
当社の各事業の垣根を超えたBtoCサービスの開発に携わりたいですね。各事業が持つ様々なアセットを活用することで、お客様にもっと喜んでいただけるサービスを生み出せると信じています。今後は事業提案制度なども活用して、周囲を巻き込んでサービスのアイデアを形にできればと思います。また、構想段階から事業部門とともにサービス開発をする機会を増やしたいです。
DX本部が事業部門とともに構想を練ると、どんなメリットがありますか?
ITの力で何を実現できるかをアドバイスできるので、構想のアイデアをより膨らませられるのではないかと考えています。そして、お客様目線に立ったより良いサービス開発を実現できるのではないでしょうか。事業部門がDX本部に気軽に相談できる環境を作るためにも、積極的に改善提案を出したり、日ごろから密にコミュニケーションをとったりして、連携を強化していきたいですね。