
デジタルサービスを届けたい
DX二部DXグループ
エンジニアリングマネージャー
西田 翔一
- スポーツ·エンタメ
- アプリ開発
- プロダクト開発·グロース
- 納得感
- 連帯感
東京ドームシティアプリで顧客体験の向上を目指す
まずはじめに、どのような業務を担当しているのか教えてください。
今は主に東京ドームにおけるアプリ開発のプロダクトオーナーのサポートや、プロジェクトマネジメントの支援を行っています。プロダクトの構想をヒアリングし、効果を最大化するための具体的な機能やシステムについてメンバーとともに検討して開発し、リリース後はグロースを目指して改善のPDCAサイクルを回すイメージですね。
アプリの構想を具現化するためのサポートを行っているのですね。なかでも印象的なプロジェクトはありましたか?
現在も継続中の東京ドームシティアプリ開発プロジェクトが印象的です。東京ドーム社のチームが約2年かけて検討したCX向上施策の構想を具体化するフェーズでジョインしました。メンバーはプロダクト開発の経験がなく、何に着手すべきか模索している状況で、まずはやるべきことの交通整理から始めました。プロジェクトオーナーやメンバーともにプロジェクトに対して非常に熱意があったので、熱い議論を交わしながらユーザーリサーチや仕様策定、開発まで充実したプロダクト開発が経験できました。
プロダクト開発経験がないメンバーを引っ張っていくためには、コミュニケーションが重要になりそうですね。
そうですね。プロジェクトの途中からジョインしたこともあって、信頼獲得のためのコミュニケーションは意識しました。どんな質問をしても大丈夫だと思ってもらえるよう、心理的安全性を確保するため、自分から「一緒に考えましょう」と強く言い続けました。また、打ち合わせ以外の場面でも個別に会話し、抱えている課題などを積極的にヒアリングしました。

自社プロダクトを成長させて直接価値を届けるために転職
前職でもプロダクト開発に携わっていたのでしょうか?
大手SIerにて、プロジェクトマネージャーとして営業支援や人事系をはじめとする業務系システム開発に携わっていました。8年間に渡り、大規模なものから小規模なものまで、様々なプロジェクトを経験しました。
SIerで順調にキャリアを歩んできたのですね。そこからなぜ三井不動産に転職したのですか?
きっかけは、転職直前に携わったECサイトの開発プロジェクトでした。それまで業務系システム中心だったので、広く不特定多数のお客様が触り、様々なフィードバックを得ながら改善していくtoCのシステム開発に衝撃を受けたんです。そこから、自社サービスやプロダクトを成長させて、お客様に直接関与できる事業会社のDXに興味を持つようになりました。
toC向けアプリはゲームなど色々なジャンルがありますが、なぜ事業会社のDXに興味を持ったのでしょうか?
特定のお客様に向けたアプリよりも、より広く開かれたサービスに携わるには、事業会社の方が向いていると思ったからですね。特に不動産業界はDXによって変革する余地があり、自由度が高くプロダクト開発に携われると感じました。三井不動産はデジタル関連への投資を積極的に行っており、新しいことをやっていこうという勢いがあったので、ここでなら活躍できそうだと思い転職を決意しました。

裁量を持って自分の思いを形にできる環境
三井不動産に入社して感じたことを率直に教えてください。
ゴールに至るまでのプロセスを自分なりに考えて達成していける、裁量の大きい環境だと感じました。また、社員同士の関わり合いが強く、皆の顔と名前を知っていることは衝撃でした。各分野のプロフェッショナルが社内に点在しているので、仕事で困った時は頼りになる人を紹介してもらうことができ、すぐに相談に乗ってもらえ助かっています。
働き方についてはいかがですか?
場所を選ばず働ける時間が増えました。会社のオフィスや自社で展開しているシェアオフィス「&WORKSTYLING」、自宅でのリモートワークと、状況に応じて場所を働けるのは非常に良いです。
働く上で大切にしている考えや価値観はありますか?
「ゴールや目的を言語化して共通認識を持つこと」と「仕事上の説明や依頼は背景や理由、根拠を添えること」を大切にしています。相手に信用してもらい、メンバーの納得感や連帯感が醸成されなければ、プロジェクトはうまくいきません。上記の2点は、納得感や連帯感が生まれるトリガーになると考えています。

新たなデジタルサービスで社会をもっと便利に
最後に、三井不動産で挑戦していきたいことを教えてください。
直近の目標は、東京ドームシティアプリをグロースさせて、東京ドームシティを訪れるお客様にとって「このアプリがあると嬉しい」という状態に持っていくことです。会員数や利用率などの目標を継続的に達成し、お客様にとってアプリが手放せない状態を目指したいです。中長期的には、これまでの経験をベースに三井不動産での「新しい事業領域×お客様の滲みだし」を実現したいです。
具体的にはどのようなイメージになりますか?
ビルやすまい、商業施設など、三井不動産は幅広い事業を展開していますが、現状はそれぞれが独立した「点」になっているという印象です。お客様の生活全体に三井不動産を浸透させるためにも、点の間を埋める事業をデジタルサービスで展開すれば、より良い体験を提供できて当社の成長にもつながるのではと考えています。
その構想が実現すると、社会がより便利になりそうですね!
ありがとうございます。実現のためにも、社内外の様々な情報をキャッチアップしながら構想を練っていきたいです。