
一手に担いリスクを最小化し、
利益を最大化
DX一部DXグループ
エンジニアリングリーダー
澤田 純一
- サイバーセキュリティ
- 海外拠点セキュリティ
- 自立意識
安全性と利便性を両立する、質の高いセキュリティ環境を目指して
現在の担当業務について教えてください。
サイバーセキュリティチームに所属し、各種セキュリティツールの導入とグループ内の展開、運用を担当しています。一口にセキュリティツールと言っても、その種類は多種多様であり、性能はもちろん、コストや拡張性も踏まえつつ、導入すべき製品を選んでいかなければなりません。またいくら性能の良い製品を選んだとしても、それを導入して正しく運用できなければ、絵に描いた餅になってしまう。どのように運用していくかを考え、なるべく負荷の少ないやり方を模索していくのも、我々サイバーセキュリティチームの重要な役割の一つです。
サイバーセキュリティの分野は進化も早いですが、そこに対応していく上での苦労はありますか??
そうですね、最新の動向を常にキャッチアップしていくのは確かに大変ですが、一方でそれが面白さでもあると思います。色々なツールや技術に触れて知識が磨かれてくると、社会的に話題になっている製品が実はそこまで有用じゃないことに気付けたりもして、自分の成長を実感できます。
前職は金融機関でサイバーセキュリティのアナリストを務めていたそうですが、その経験は活きていると感じますか?
サイバーセキュリティに関する知識はそのまま活かすことができていますし、アナリストになる前はシステム開発のプロジェクトマネージャーをしていたので、新たなツールの導入プロジェクトを進める際にはその経験が活かせていると思います。

グローバルに活躍する企業だからこそ海外へのフォローも惜しまない
三井不動産に入社して数年、特に印象深い仕事の思い出はありますか?
私は海外現地法人のセキュリティに関する窓口も担当しており、各地の海外現地法人を訪問し、セキュリティ改善に向けた取組を現地のメンバーと議論しながら進めているのですが、そうした経験はやはり刺激的ですね。セキュリティは守りのITであり、収益をもたらすものではなく、場合によっては利便性と相反することもあるなど、なかなか理解を得にくいケースも少なくありません。そこに海外ならではの文化や言語の違い、さらにその土地特有の事情も乗っかってくるわけですから、一筋縄ではいきません。しかし、少しずつ信頼関係を構築し改善が進んでいく過程には、得も言われぬ達成感があり、やりがいにも繋がっています。定期点検のために毎年3~4ヵ国ほど訪問していますが、それぞれ異なる特徴があり、学びも多いです。
三井不動産に入社したからこその経験がたくさんできているんですね。ちなみに、なぜ転職をしようと思ったんですか?
元々色んな会社で働いてみたいという気持ちは持っていました。しかし、何度も何度も転職するようなことはしたくなかったので、そこは慎重でした。そうしてある程度年次を重ねていくうちに、転職したいという気持ちが抑えられなくなり、幅広い仕事を担えることや働き方の自由度の高さに惹かれて、当社への転職を決意しました。

自由度が高いからこその責任。心・技・体すべてを磨ける環境がある
実際に入社したことでわかった、三井不動産の特徴はありますか?
とにかく自由度が高く、またマネジメントの意思決定も早いと感じます。仕事に関しても、内容や取り組み方、進め方等、基本的にはすべて自分次第。やりたいことができる分、自身の決定が会社やグループに影響を与えるという責任もあり、良い意味で身が引き締まります。またDX本部はキャリア採用の割合が多く、馴染みやすい雰囲気があります。一方で、専門性の高いメンバーが多く、サイバーセキュリティ領域においても「すごい」と感じる知識やスキルを持っている方がいます。そのため、同僚と切磋琢磨していく中で自身の成長を促進させることができていると思います。
こうした新しい環境の中で、自身の変化や成長を感じるポイントはどんなところですか?
自立意識とでもいうのでしょうか、自分自身で考えて行動し、最後まで進む力が磨けたと思います。サイバーセキュリティを担うというのは、あれもこれもやれば良いというわけではありません。メリットやコストを天秤にかけ、やることとやらないことを決めることが大切なんです。そうした決定を下す経験は、当社で働くからこそ得られた経験です。

あらゆる壁を打ち壊し、海外でも安心と便利を届けたい
最後に、澤田さんの今後の目標について教えてください。
国内だけでなく、海外拠点のサポートにも貢献していきたいと考えています。サイバーセキュリティがメインではありますが、だからと言って利便性を犠牲にするのではなく、安心と便利を両立させていけたら嬉しいです。そのためには、ローカルスタッフとの信頼関係を築いていくことが必要不可欠ですから、最近は新たに中国語の勉強を始めました。文化の壁も言語の壁も乗り越えて、ワンチームでやっていきたいです。